4月5日投稿【2歳3ヶ月|ことばのやりとりが楽しめる🥰すごいぞ!】の一部に、療育センターで子どものことばの相談・指導をしていた私の視点【Nocoの視点📝】を加えてみました。
長くなったため、①~③に分けて投稿します。これは①です。
【Nocoの視点📝】
子どものことばの相談を仕事にしている幼児のことばやコミュニケーションの専門家、言語聴覚士(ST)が子どもの成長やことばの発達をどんな視点で見ているのか。
はじめは【STの視点】としようとしましたが、それぞれ違う点もあると思うので、私なりの視点として【Nocoの視点📝】としました。
※太字は私が注目したKちゃんのことばや行動。
解説編として楽しんでいただけたらうれしいです。もし、日々の親子のかかわりにちょっと意識していただけたらもっとうれしいです!
私が姪とKちゃんお家に5ケ月ぶりに遊びに行く話です。
【登場人物】
・Kちゃん2歳3ヶ月(保育園児)
・姪(ママ)
・妹(ばーば)
・私(ねーねばーば、元療育センターST)
ではこちらからどうぞ↓
はじめはちょっともじもじ
お家の外で妹(Kちゃんのばーば)とKちゃんが待っていてくれた。はじめKちゃんは、妹の陰に隠れていましたが、玄関に入るとスイッチON!
自分のホームだからどんどんリードしてくれました👀
【Nocoの視点📝】
お家は自分のホーム、大好きな場所で、勝手知ったる自分のお城です。
Kちゃんも家に入った途端別人のように生き生きし始めた。Kちゃんにとって安心・安全な場所であることがよく分かります。
お家に入ったらおもてなし⁉
玄関で靴を脱ぎ、ばーばに「靴下も脱いで」と言われると引っ張って脱ぐ。
私「自分で脱げるの?」に、K「できるよ!ほら!」と得意気。かわいすぎる👍
【Nocoの視点📝】
保育園の子は低年齢の子でも自分でできることはみんな自分でしますよね。
お友だちがやっていることは『自分もやる!』。小さい頃からみんなたくましく成長します!
一緒に手洗い・うがい
妹「ねーねに洗面所教えてあげて」
K「いーよー」
走って洗面所へ行き「こっちー!」と私を誘ってくれる。

一緒に並んで手を洗う。
私が「あわあわあわわわわー」✋✋と洗うとニコニコ見てまねる。
掌をこすった後、私が「おててを反対、クルッ」と片手をひっくり返して見せると、Kも「くるっ」とまねる。すごいぞ👀!
きれいに流す様子に私が「すごーい!Kちゃんかんぺきじゃない?」というとK「カンペキー!」
かわいい😍
私「うがい、ぶくぶくペーできる?」
K「できる!」とやってみせてくれる。
お口に水を含んでべーと出せる。すごい!
【Nocoの視点📝】
私の動きやことばに注目してすぐまねる!
まねっこすることが学習そのもの。
素晴らしい👍
【私がKちゃんとの関わりで心がけていること】
①Kちゃんに分かりやすく、身振りを交えて伝える。
②Kちゃんがまねをしやすいよう短いことば、身振りを見本のように見せること。
→つまり、Kちゃんのことばや行動の見本(モデル)となることです!
手洗いうがいが終わったら、Kちゃんとすっかり仲良しになっていた笑
【Nocoの視点📝】
子どもとの距離感
初めて会う/久しぶりに会う子どもとは、はじめのチューニング(仲良くなるまでの距離感)がとても大切。
子どもが覚えていて、会えるのを楽しみにしている場合はよいかもしれませんが、大人ばかりが親しい気持ちでガンガン近づくと、子どもによっては引いてしまうことも。
子どもが安心できる『ちょうどよい間合い』で近づきたいです。
これは療育センターでST指導をしていた頃も同じでした。
また、子どもは、相手が安心できる人だと分かり、親しみを感じるとあっと言う間に距離を縮めてきます!
でも、次に会う時はまた様子を見ながら近づきます。子どものエンジンが温まるのに(子どものペースに)合わせましょう。
一緒に遊ぶ
キャラクターのパズル
K「こっちきてー」「ねーね これ みて!」「これやろう」とパズルに誘ってくれる。
Kちゃんが最近大好きな『パンどろうぼう』のパズル。
私「どこかな?」
K「ここかな?」「こっちかな?」
【Nocoの視点📝】
Kちゃんは、自分の思いをことばで表現でき、会話になっていることに私は感動して笑いが止まらない。
Kちゃんは、新しいパズル開封したくて「これやろー」と誘ってくるが、すでに床にバラバラになっているものがある。それを指差し、
私「これ出てるから、こっち先にやろうか?」
Kちゃん「いーよー」
小さい子だと自分で全部やりたがる子もいるけど
Kちゃん「(自分から)ねーね どうぞ」
私「やっていいの?」
Kちゃん「いーよー!」と順番を譲れることにまたびっくり‼
【Nocoの視点📝】
提案に応じられ、一緒に楽しめる。本当にすごい👀‼
順番を譲れることにまたびっくり‼
2歳3ヶ月パズルを覚えている
15ピースくらいのアンパンマンのパズルができることにびっくり👀‼
これは、何度もやって覚えてえていて、私にピースの場所を教えてくれる。
K「ここ、あたまだよ」とはめたり、
K「ここだよ」「やっていーよ!」
私「私がやってもいいの?」
K「いーよー」
【Nocoの視点📝】
Kちゃんを見ていると、自分の要求・提案、拒否だけでなく、応答性が高い。お返事も上手。また、相手の様子を伺い、相手に合わせたり、譲ることもできる。コミュニケーションがとても上手です💮
【Nocoの視点📝】形合わせやパズル
パズルや形合わせは、見る力、操作する力の成長でできるようになります。
ことばの遅れのある子や発達のデコボコが大きい子どもの場合も、見て理解する力がある子どもは形合わせなどは早くできます。
絵・線・形が同じか、違うか見分ける力が、将来文字を理解する力にもつながっていきます!
文字は似ている形が多いですよね!ひらがなだって、結構似ている。
細かな違いがだんだん分かる、どこが違うか分かる、説明できるようになることは、注意深く見ることができている成長の証拠です!
将来の文字を理解する準備にもなっているのです。
「い/り」「し/も」「さ/き」「あ/め/ぬ」「わ/ね/れ」etc
大好き!の表現
少し遊んでいると、あっという間に心を許してくれて、
急にK「ねーねばーば だいちゅき(だいすき)!」とにこにこ抱き着いてきた。「私もKちゃん大好き!」としばしハグタイム笑
Kちゃんに「だいちゅき」を連発されて、私はキュン💓
ホッペにチュッまでしてくれた💓
初めての「だいちゅき」に私はうれしくてキュンキュンしました💓
【Nocoの視点📝】
大好きの表現
上記の【子どもとの距離感】の『子どもは、相手が安心できる人だと分かり、親しみを感じるとあっと言う間に距離を縮めてきます!』
Kちゃんが私に安心・安全と親しみを感じ、Kちゃんなりに大好きだよと表現してくれたのだと思います。
Kちゃんの場合は、赤ちゃんの頃から、姪(ママ)が「Kちゃんかわいい」「Kちゃん大好き」とKちゃんを抱っこして毎日伝えていた。だから、Kちゃんにとって「大好き」は最大限の愛情表現。本当にかわいい。
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ここまでが【Nocoの視点📝】①です
続きは②をご覧ください↓

特別ではない毎日のやりとりの中で、子どもたちはお母さんやお父さん、兄姉、祖父母、先生たちを通し一つずつ学んで成長していることが分かります!
たまに会うとぐーんと成長していて私は感動しっぱなし笑
姪が私の話もしてくれているのか、Kちゃんなりに覚えているようです!
今日はお天気が悪くなりそうですが、体に気をつけて親子で楽しい一日をお過ごし下さい🌸
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4/3にnoteで【きょうもいっぽ@note】もはじめました。よかったらのぞいて下さい!

これはシリーズになってます
