今日は寒の戻りで真冬の寒さでした。
今日は電車でベビーカーに乗った小さな男の子連れの母子と1駅だけ隣り合わせました。
子どもは知りたいことがたくさん
ちょうど、運転席の前。15両の電車の中ほどの車両のため、運転手さんも車掌さんも乗ってないけれども、プラレールの車両を手に握った電車好きの男の子は興味津々👀!
男の子は「どうして運転手さんは乗ってないの?」「どうして車掌さんはいないの?」お母さんにしきりに話しかけていた。
電車は満員で、お母さんは周りを気にしながらも、「車掌さんと運転手さんは車の前と後ろに乗ってるんだよ」と答えてあげるものの子どもは「どうして?」が止まらない笑
2才後半から3歳くらいかな、まだ発音は幼いけれど、よくよく聞くとなかなか内容が達者で、おしゃべり上手👂すごいなぁと感心して母子のやり取りをほほえましく見ていました。

お母さんは、子どもの「どうして?」攻撃に上手に答えつつ、時に「どうしてだろうね」と応じていた。
運転席をのぞき込みたいと伸びあがるけれど、ベビーカーからでは見えない。「降りたら見てみようね」とお母さんが応じてあげる姿に思わずほっこりしました。
「どうして?」「なんで?」で子どもの世界が広がる
昔、療育センターで幼児のことばの相談を20年くらいしいました。そのため、小さい子を見かけるとかわいいな~とつい様子を眺めてしまいます。
今日の男の子のような「なんで?」「どうして?」攻撃は小さな子どもがいろいろなことに興味を持ち始めた証拠。
お母さんやお父さんは返答に困ることもあるかもしれませんが、全てに答えられなくてもいい!と思います。気楽に考えましょう。
何より大切なのは、子どもにとっては、大好きなママやパパが自分のお話をちゃんと聞いてくれていると感じていることです。
つまり、お母さんやお父さんに大切なのは、子どもの「なんで?」「どうして?」と感じることばや気持ちを受け止めてあげること。
答えてあげる時は、
子どもが理解できる(できるだけ)簡単なことばで説明してあげてください。
分からない場合は、「なんで(どうして)だろうね?」でいいと思います👍
「なんでだろうね?ママも分からない」など。
「なんで?」「どうして?」は子どもが投げた球。
お時間のある時は、ぜひしっかり受けとめて、子どもに分かるように返してあげてください。
そのやりとりが、とてもよいコミュニケーションの時間になります。

少し大きい子なら、「なんでだろうね?今度(一緒)に調べてみようね」でもいい。
話しかけられた時に付き合う時間がない時は「あとで教えてね」と、(必ず)あとで時間を取ってあげてください。
「なんで」「どうして?」は子どもの世界が広がっていく時期。子どもがどんなことに興味をもっているかを周りの大人が知る機会でもあります。
一緒に子どもの興味のあることを眺めたり、『こんなこともわかるようになったんだ~』👀!と成長を喜んで下さいね!
すごく寒い朝、たった一駅5分の時間でしたが、朝からかわいい親子のやりとりに気持ちが温かくなりました🌸