1週間がんばりました!お疲れ様でした!
保育園の親子は今年度2週目が終わりましたね。お疲れ様でした。
他の子どもたちは今年度はじめの1週間お疲れ様でした。
今週は桜満開でとても気持ちの良いスタートのはずが、9日火曜日には春の嵐もあり、親子ともにお疲れでしょうか。
お子さんの様子はいかがですか。
みんな毎日新しい出来事にワクワクドキドキ一生懸命過ごしたでしょう。
少しでも楽しく園生活、学校生活がスタートできているといいな。
小学校の2年生以上は、係決めや、少しずつ勉強が始まったでしょうか。
給食が始まるまでは午前授業でゆっくり新たな環境にチューニングの時期。
放課後に学童や児童デイなど夕方まで予定のある子どもたちはフル活動だったでしょう。
環境が大きく変わる時期は、いつも以上に緊張して疲れやすいです。
お疲れ気味の親子は、土日はゆっくり過ごしたっぷり充電して下さいね。
桜もまだ楽しめるからゆっくりお散歩してもいいですね。
学校探検したかな?
1年生は、ランドセルしょって一週間お疲れ様です。
まずは、学校に慣れるプログラムがたくさんあったかな。
学校探検などを高学年のお兄さんお姉さんたちに案内されたる学校もありますね。
園よりずっと規模の大きい学校だから、『探検』ということばがピッタリ。
広いグラウンドや、いろいろな教室、体育館、給食室などをのぞいて、楽しく探検できたかな。
給食が楽しみになった子どももたくさんいるかもしれませんね。
通園やグループも新年度スタート!
通園施設や療育グループなども始まる時期ですね。
施設によって、通う回数、期間、また親子で通うか、子どもだけで通うかそれぞれ違うと思いますが、どの施設でもそれぞれの子どもに合わせたプログラムを用意されます。
親子で通う場合は、お母さん(ママ)、お父さん(パパ)向けの保護者勉強会などのプログラムもあるでしょう。
通園やグループに不安がありますか?
通園や療育グループの場合、
子育てや子どもの発達の遅れや他の子どもとの違いに悩み、通園に通えることになって安心し喜んでいる方もいれば、通うことに積極的になれない方もいるでしょう。
私の勤めていた療育センターに来られるママ、パパ、保護者の皆さまもそうでした。
特にセンターに紹介される時期は、親子ともに不安がいっぱい。
ママやパパは思うようにならない育児に疲れ、子どもは状況がよく分からず不安でいっぱい。落ち着きがなかったり泣いたり、パニックになることも珍しくありません。
それでも、センターにつながり、
2~3歳児で親子グループに通い、少しずつかかわり方を理解し、子どもの成長が理解できるようになると、療育の必要性を受け入れられる方が多いです。
そして、3~4歳児以降の通園へのハードルがぐんと下がり、積極的に利用を希望される方が増えます。幼稚園と並行して週1日通うクラスもある時期できました。
通園施設により様々なクラスがあるので、一番お子さんにあった形を選べるといいですね。
ご入園おめでとう!
通園やグループへのご心配のあるママ、パパに、私の印象に残っている入園式のメッセージをご紹介します。
10数年前の入園式で、センター長が保護者の方へ挨拶です。
細かいフレーズは覚えていませんが、こんな感じでした。
保護者の皆さま、入園おめでとうございます
・お子さんたちには、工夫した子育てが必要なこと
・その工夫の仕方をぜひ通園で学んでいただきたいこと
・何でもご相談下さい
・金子みすゞさんの詩「わたしと小鳥と鈴と」を引用し、
「みんな ちがって みんな いい」と結ばれていました。
みんな ちがって みんな いい
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ鈴と、小鳥と、それから私、
金子みすゞ 「私と小鳥と鈴と」
みんなちがって、みんないい
私はお話を聞いて、
・不安でいっぱいのママ、パパたちへの入園のお祝い
・センターは親子をウェルカムと暖かく迎えていること
・一緒に子育て頑張りましょう
・みんな一人一人違っていいんだよ(人一人の大切に育みましょう。)
と温かい気持ちになると同時に、スタッフとして身が引き締まる思いがしました。
今でも、入園式と聞くと、温かい記憶とともに思い出します。
金子みすゞさんのこの詩は、ご存知の方も多いでしょう。
私も好きな詩で、エールを送るのにぴったり!ですね。
子どもたちもがんばってるよ!
子どもたちは、
発達に遅れなどがあっても、
難聴やことばの遅れがあっても、
発達障害といわれても、
ダウン症や脳性まひなど運動面の遅れがあっても
みんなみんな毎日必死でがんばっています!
もちろん、ママやパパも子育てを頑張っていらっしゃることは分かります。
しかし、これまでの育児の方法では、子どもにはちょっと難しいというのが実情です。
なぜなら、感覚の違いや、学び方が違うところ、得意なことと不得意なことの差が大きく、どうしてもできないこともあるからです。
わが子が分かるように工夫しよう!
子どもにとって
分からない=不安がいっぱい、こわい!、やだ!
だから、泣いたり、パニックになったりするよ。
わかること=安心につながる
何をするのか分かると、安心して行動できる!
見通しがもてるようになると、子どもはできることが増え、落ち着きます。
わが子が分かるかかわり方=わが子へのよいかかわりです。
子どもに限らず大人でも分からないこと、先の見通しがつかないことは不安ですよね。
子ども、特にことばの理解や状況の理解が苦手な子どもたちなら更に不安でいっぱいになるでしょう。
そのために、通園やグループで担任の先生たちと
子どもたちの好きなこと、できること、得意なこと見つけていきましょう。
好きな事、得意なことは、理解を広げる大きなカギ!
・子どもが分かるような方法を探し(工夫)
・子どもが分かるかかわり(よいかかわり)を増やしていきましょう!
よいかかわりとは、子どもにとってよい見本です。
子どもがまね(学習)しやすいかかわりができるといいですね。
子どもが理解できる方法をご家庭でも一つずつ取り入れていけると、子どもも見通しがつくため、できることが増える。その結果、親子のかかわりも上手にできることが増え、生活も落ち着いてくるでしょう。
子どもの合わせた一つ一つの工夫が療育で大切なこと
療育に通うお友だちともみんな一人一人違います。
発達検査のIQの値が同じでも、その中身はそれぞれ違うのです。
そのため、かかわり方もそれぞれ少しずつ違います。
通園やグループの担任の先生たちは、それぞれの子がどうすると分かるか、できるかをその都度考えて対応してくれます。
ぜひ、担任の先生と一緒に試行錯誤しながらお子さんによいかかわりを探し、一つずつわかること、できることを増やしていくことをおすすめします。
簡単にはいかないこともたくさんあると思いますが、子どもを育むために一つ一つがんばりましょう。
・子どもがどうすると理解でき、表現できるか
・落ち着いて過ごせるかなどが分かったり、わが子の成長を感じる頃には、ママやパパもたくさんの学びを経て、子育ての工夫をする手応えを感じ、親子のかかわりが上手になっているはずです!
幼児期は、毎日のくらしの中で一つ一つ理解し、生活する力をつける大切な時期。
身辺自立など、生活力をしっかりつけ、見通しをもって生活できるようにしていきましょう。
通園や親子グループが親子にとってよい学びのスタートになりますように!
ママやパパが子どもに寄り添って、かわいがって、楽しく子育てができるようになりますように!
心より応援しています。