ことばあそび☆|【ことばゲーム】ことばの意味・イメージをつなげよう!

こんにちは、言語聴覚士(ST)のNocoです。
療育センターの就学前指導でしていたような
ことばの発達を促すことば学習支援、
文字の読み書きについて少しずつ書いていきたいと思います。

今回の【ことばあそび☆】では、
ことばの成長(発達)を促すあそびです。
ことばの発達が3歳台くらい(実際の年齢ではなく、ことばの理解や表現の力のこと)からできます。

『しりとり』や『なぞなぞ』より前の段階からできます。
おうちで親子で遊びながらできるので、ぜひやってみて下さい!
ルールが分かるようになったら、兄や姉もぜひ一緒に♪

目次

ことばゲーム(連想ゲーム)をしよう!

ことばにイメージや意味をつなげよう!
たくさんつながるほどことばのイメージが豊かになるよ。

「アイス」といったら何を連想しますか?

画像はイラストACよりお借りしています

・アイス大好き!
・おいしい
・あまい
・つめたい
・とける
・おやつ
・みるく味、いちご味、チョコ味
・やわらかい
・かたい
・かきごおり🍧
・ソフトクリームもアイスだよね
・冷凍庫にある
・お店で買う
・かき氷をママ(パパ/兄姉)と作った

など、それぞれいろいろなことばがでてくると思います。
その出てきたことばをお題「アイス」に遊びながらつなげていく。
イメージすることばはそれぞれの体験したことでてくるため、必ずしも同じではありません。

「夏」といったら?

・暑い☀
・夏は冷たい麦茶、冷たいビール🍺
・夏に美味しいのはアイス🍨、すいか🍉、トマト🍅、とうもろこし🌽

・夏はカブトムシ!クワガタ!
・夏はプール/海/おまつりに行ったよね
・花火見たよね
・お出かけしたよね
・お名前「なつちゃん(くん)」etc.

「なつ」にもたくさんの意味・イメージがつながっています。

ことばの意味、イメージがつながると?

1)説明ができる、文を作れる
「アイスは食べ物で、つめたくて甘いもの。」
「わたしが好きなアイスはイチゴ味で、ママはチョコ味だよね」
などと簡単な説明につながります。

2)『なぞなぞ』もできるようになるよ
十分分かってくると、なぞなぞにもつながります。
「たべもので、つめたくて、美味しいおやつなーんだ?」など。

ことば(連想)ゲームの仕方

「〇〇といったら?」とことばあそびをしてみて下さい。
はじめは、1つのお題でいろいろなことばの意味やイメージを探しましょう。

「〇〇といったら」の〇〇は何でもいい!
食べ物、お家にあるもの、おもちゃ、アニメのキャラクター
乗り物、場所、季節の物なんでもいいのです。
子どもがよく知っているもの、好きなものから始めましょう!

遊びながら、
それぞれのことばの意味や特徴を説明できる力をつけられます!

ゆっくり手拍子をして、
「アイスといったら、おいしい!」
「アイスといったら、つめたい」
「アイスといったら、かきごおり」など。

何個みつけてもいいです。
たくさんみつけるほどそのことばと結びつく語彙が広がりますが、まずは、5個、10個と決めてもいい。
子どもの集中が途切れないことも大切。

最後は「5個/10個みつけたね!」
「いっぱい見つけたね!やったー🙌」と楽しく終わりたいです。
楽しければ、また次もできます。

答え方が分からない場合は、
大人が先に見本を見せるように言ってあげてください。
子どもの答えが時間がかかったらヒントを出すのもOK。
間違えたってOK!
否定はせず正しい
ことばに替えてあげてください。

やり方が分かって、思いつくものが増えると楽しくなるし、
子どもの頭の中でことばとことばの意味が手をつながってくれます。

ノートを作るのもおすすめ!

じっと座っていられて、文字が読めるお子さん(年長さん~小学生)なら、ノートを1冊用意することをおすすめします。
ことばあそびなど、学習用のノート。

みつけたことばを書いていきます。

ノートの取り方のイメージ

文字がスラスラかける子なら、子どもが書いてもいいいですが、
大人が書いてあげましょう

このノートの目的は、書く練習ではないからです!
いろんなことば(語彙)・イメージを楽しく探すことが一番の目的です。

後で見かえして分かるように
少し大きい文字で書きましょう。

ひらがなが読めるなら、全部ひらがなで書いてもOK。
子どもが分かることが大切です。
読めなくても、お母さんが指で追って読んであげてください。

ノートを作り、親子で思いついたことばを書き残しておくと、「こんなにことばを見つけたね!」と子どもは達成感をもてます!
〇〇って?ことばのシールや切り抜き、写真など貼るのもおすすめです。

・探すことばは5個、10個と決める。
・枠があると分かりやすいですが、枠はなくても読める子はそれでもいい。
・子どもがパッと見て分かるようにノートを作ってあげましょう!

見つからない場合は、10個みつけられなくても「また見つけたら書こうね」でいい。

ことば(語彙)が増えていくと、自分からどんどん探せるようになります。
後日、自分から「まだあった!」と書き足すことばをみつけたら素晴らしい☆
その子がずっとそのことばをイメージして考えているという証拠です!

なお、ノートを作る場合は、ことば遊びや学習専用にすることをおすすめします。
お絵かきするとあっと言う間に使い切ったり、せっかくみつけたことばの上にも書いてしまう可能性がありますから。

大人は良いモデルになって!

お母さん、お父さんには

遊びながら学習を促したい!ので、
大人はぜひ子どもの見本(良いモデル)になっていただいきたい!です。

子どもたちは大人や周りの子ども、年上の人たちの言うことをよく見て、聞いて真似して覚えていてます。
マネをしながら、ことばの理解や表現が広がっていきます。

間違えても否定せず、
ヒントを出してあげてくださいね!

本格的な連想ゲームはその先に

ことばが達者な子や大人なら、
「アイスといったら、冷たい」
→「冷たいと言ったら氷」
→「氷といったらかき氷」
→「かき氷と言ったらいちご」
→「いちごと言ったら果物」etc. いつか連想ゲームになります!

でも、幼児さんや、ことばの遅れのある子どもたちは、はじめはしっかり一つことばでいろいろなことばとイメージを豊かにつなげてあげたいです!

いろんなことばあそびのはじめにできることば(連想)ゲーム。
しりとりより簡単です。
ぜひ楽しくことばあそびをしてみてください!

ポイントは親子で楽しくですよ♪

・アイキャッチ画像はCanvaより
・イラストはわんパグさん、イラストACよりお借りしています。

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